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令和5年8月 割り算ができないと経営はできない
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念のため、原文も。。。。
観音寺市・三豊市を中心に活動している税理士事務所です。お客様の成長と拡大と安定に貢献するため、税金に関する知識はもちろんのこと、ややこしい経営数値を四国一分かりやすく説明致します。経営者の頑張りが加速する様に毎月の打ち合わせを大事にしたいです。
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令和5年8月
『割り算ができないと経営はできない』
汚い字で失礼します。こんにちは。五代会計事務所の柳生です。先日、キャリア研修の一環で観音寺第一高校に行ってきました。税理士という職業についての紹介と独立や副業をする際に絶対にして欲しい計算をお伝えしてきました。第一問は副業をどう選ぶか?で、小学生で習う足し算、引き算、割り算、掛け算の加算乗除で計算してもらい、第二問はどれくらい頑張ればいいのか?を中学一年でならう一次方程式を使う問題にしました。計算自体は簡単ですが、こういう計算は新鮮だった様でアンケートも好評でした。将来、何かにチャレンジする際に思い出して欲しいと思います。
経営者にも知っていて欲しい割り算が2つあります。①損益分岐点比率 ②総資本経常利益率 です。まず、損益分岐点比率(f/m比率)です。この指標が良いのは粗利益率に左右されないため業界を問わず使用できることです。比率として81%~90%が健全企業、91%~100%が油断不可といった感じです。例えば、私達会計事務所は粗利益率100%です。なので、売上高経常利益率が5%なら、損益分岐点比率が95%なので油断不可です。一方、売上高経常利益率3%でも粗利益率(m率)30%の会社は、損益分岐点比率(f/m比率)は90%で健全企業と見ます。固定費(f)÷粗利益(m)という計算式でとても分かりやすい指標です。P/Lで経営者がまず目標とすべき指標として利用しています。
ところが、f/m比率が低く健全でも、製造業・建築業等といった運転資金や設備投資に多額の資金が必要な業界は、借入金が多く毎年多額の借金返済と納税に苦しんでいる会社が多いのも事実です。そこで、いかに少ない資本で多くの利益を出しているかという経営の効率性の目安として総資本経常利益率(ROA)を見るわけです。ROAは総資本回転率(売上高÷総資本)×売上高経常利益率(G率)で計算されます。計算式の右側はf/m比率の改善で一緒に良くなります。左側の対策としては、売上が増えないなら総資産を思い切り減らせばよいわけです。要は、不要資産の処分、対策や在庫管理・保険等の見直しです。五代会計事務所ではROAの目標を5%、理想を10%(創業時は20%)としています。理想の10%に近づけるためにはG率が2.5%なら回転期間4回転を目指すことになります。売上高の1/4に総資産を減らすことを目指します。大事な事は買わない事ではなく、まっすぐ売上・利益を生む資産だけに集約していけるか?買う以外の方法はないか?等ということです。経済の成長が右肩上がりではないこれからの時代は、総資産を圧縮する経営に舵を切る経営者が多いです。P/Lは全社員の努力、B/Sは社長がつくるものです。B/Sは社長の姿勢でもあります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
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