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念のため、原文も。。。。
令和3年11月
『やる気が足りないのか?忙しいのか?』
汚い字で失礼します。
こんにちは。五代会計事務所の柳生です。私が税理士の資格を目指し始めたのが21歳の時で、試験に合格したのが35歳です。14年掛かりました。カッコ悪い言い訳は山のようにありますが、結局の所、『勉強の量が足りなかった』事に尽きます。その足りなかった理由を、最初は『やる気が足りない』のだと思っていました。ところが、最後の科目で苦戦している時にあるお客様に『柳生さんに足りないのは、やる気ではなく、勇気と時間だ。いつも自分で言っているじゃないか』と言われました。本当に欲しいなら会社を辞める決断をし、まず時間を確保しろとのことでした。恥ずかしかったです。もともと観音寺に帰ってくる予定だった事もあり、それほどの勇気もいらず会社を辞め、2か月半勉強に専念しました。受かりました。なるほど、時間でした。
お客様との毎月の打ち合わせの際に、会社での新しい取り組みを聞く機会は多いです。そして誰が、それを、いつやるのか等を一緒に決めていくのですが、問題になるのは『忙しい』です。経営者も社員さんも忙しい。それでも『忙しいは言い訳』ですので皆様始めますが、うまくいかない。そして、翌月の打ち合わせで気合と根性が足りない、年を取ったなどの反省をされているのですが、私から見ればかなりお忙しいですし、気合も根性もすごい方々だと思っていました。それで気づきました。忙しいを理由にした方がいい方々がいるという事、その方々は何かを辞めないと新しい事はできないという事を。
外資の会社で『エグゼクティブ○○』という役職があるのをご存じでしょうか?その語源は『execution(エグゼキューション)』で、強制的な実行等を意味し、死刑執行の意味でも使われる強い言葉です。つまり、エグゼクティブという役職は物事を終わらせることを決める人ということになります。終わらせる事に役職があるのは、それだけ何かを辞める事に勇気と能力がいるからです。中小企業で言えば、経営者以外は無理です。気持ちはとても大事ですが、皆様はきっと十分です。本当に欲しいものがあり、何かを始められるのであれば、まずはご自身の業務で辞めることができるモノ、社員さんに振る事ができるモノはないかお考え頂ければ嬉しいです。皆様の場合は忙しいは理由になり、何より、会社の継続は経営者の健康が必須だと私は考えています。お体大事に、お仕事頑張って下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとございます。
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