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念のため、原文も。。。。
令和3年12月
『お客様の立場になって考える』
汚い字で失礼します。
こんにちは。五代会計事務所の柳生です。実は税理士の業務の幅はとても広いです。一番税金に関係ない業務は研修会運営や、懇親会等の運営です。お客様の行事に触れる機会が多いので請け負ったりもします。もちろん新規開拓の営業もします。その営業について、研修を受けた時に自分の目標を書く時間がありました。その時、私は新規顧客10件獲得と書いたのですが、講師の方にその目標はお客様の問題を解決する内容になっていますか?と言われ、ハッとしたのを覚えています。どうしても売りたいが先行してしまい、どうすればお客様の課題を解決できるのか?を忘れがちになる自分がおり、今でも反省することがあります。お客様の立場になって考える。当たり前の話ですが、奥が深いなと感じています。
博多名物からし明太子の川原俊夫氏をご存じでしょうか?明太子を生んだ方で有名ですが、10年かかって開発した明太子の製法を仕入業者、同業者、料理店に公開した事でも有名です。理由は、より多くの方においしい明太子を食べて欲しいから。大量生産をすると質が落ちるからせず、委託販売も価格が上がるためしない。自社だけで囲い込めば儲ける事は出来たが、おいしい明太子を多くの方に食べてもらえない。そこで製法を公開し、各社が競い合って独自の味を出せばお客様は自分の好みにあった明太子を安く買うことができる。経営者としての志の大切さと、世のため、人のためにある商品を広めるためには安く提供することが大事だと教えてくれます。
2016年時点で日本にある会社総数は約360万社です。そのうちの89%に税理士が関与しています。世のため、人のためにある商品(税理士)だからこそ広まったのだろうと信じています。でも、その商品もAI化の促進により、変化を求められるようになりました。知識がなければ出来なかったことがどんどん簡単になり、お客様にして頂くことが増えれば増えるほど価格を下げる事ができます。時間についても、経理の不明点解消などに使ってきた時間をよりお客様の経営に役立つ時間に使うことができます。より多くの会社が、ずっと続く会社になって頂くために、世のため、人のためにある税理士という商品を広めていきたいと想います。
最後まで読んで頂き、ありがとございます。
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