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令和4年6月 借入金は利益の前倒し、本当の利益とは?
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念のため、原文も。。。。
観音寺市・三豊市を中心に活動している税理士事務所です。お客様の成長と拡大と安定に貢献するため、税金に関する知識はもちろんのこと、ややこしい経営数値を四国一分かりやすく説明致します。経営者の頑張りが加速する様に毎月の打ち合わせを大事にしたいです。
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令和4年6月
『借入金は利益の前倒し、本当の利益とは?』
汚い字で失礼します。
こんにちは。五代会計事務所の柳生です。私は開業時に300万円を借りて開業しました。5年返済です。ですので、月6万円の元本返済、年間で72万円です。この元本返済の原資は、売上ではなく、経費を差し引いた後の利益からになります。ご存じの通りです。この利益には、いろいろな利益があります。売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、税引後利益、配当、役員賞与支払後利益、等々です。理屈でいくとさらにいろいろあるのですが、ここは簡単に、返済原資は税引後当期純利益+減価償却費でまずは押さえたいです。期中であれば、一旦税金を無視して経常利益+減価償却費でも構いません。大事なのは、自社の元本返済額と利益が見合っているか?をしっかり確認する事です。
税金はコストであり、配当もコストです。利益とは、社員を守るためのコストであり、事業存続のためのコストです。1円でも多くの利益を蓄積して会社をつぶれにくい体質にするのが経営者の役割です。ですから、会社の体質が強くなるまでは、納税をして、配当も少なめにするのがよいと思っています。また、資金という切り口から経営を見ると、赤字でも経営上黒字のケースがあり、黒字でも実質的に赤字のケースがあります。例えば、決算上1,000万円の赤字でも減価償却費が3,000万円あって、無借金の会社は、他の科目に変化がないと仮定すると、資金が2,000万円増えます。会計上赤字でも心配いりません。反対に会計上1,000万円の利益が出ていても減価償却費が同じく3,000万円。しかし借入金の返済額が6,000万円あれば資金は2.000万円減ります。本利の利益とは、手許にいくら資金が残るかということではないでしょうか。
借入金の多い会社は無借金になったときから、本当の利益が出ると思ったらよいのではないでしょうか。土地、建物を買うと、会社は利益が出ます。今迄家賃、地代を払っていて、経費になっていたものが、購入後借入金の返済になり、会社の経費にならなくなります。会社は儲かっているように見えます。そして、同じ条件なら税金が増え、配当が増え、地代家賃より借入金の返済額の方が多いでしょうから資金不足になります。借入金の本質は、利益の前倒しです。何故借金をするのか、利益を出すためです。設備投資、人材投資、在庫投資、全て利益を出すためです。借入金は毎月の返済額が大切です。利益を出すために借金するのですから、借入金の返済は、利益の範囲内でなければならないというのが原則です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
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