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観音寺市・三豊市を中心に活動している税理士事務所です。お客様の成長と拡大と安定に貢献するため、税金に関する知識はもちろんのこと、ややこしい経営数値を四国一分かりやすく説明致します。経営者の頑張りが加速する様に毎月の打ち合わせを大事にしたいです。

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令和3年9月 儲けた利益はどこに消えたか?

五代会計の汚い字シリーズ9月号

​念のため、原文も。。。。

令和3年9月
『儲けた利益はどこに消えたか』

汚い字で失礼します。
 こんにちは。五代会計事務所の柳生です。この仕事をしておりますとお客様からたくさんの質問を受けます。例えば、税務調査を無くすためにはどうすればいいの?であれば、資本金1億円以上にすれば税務署からの税務調査は無くなります。とか、お金を払わずに節税できる方法はありますか?であれば、それができれば私たちは大金持ちです。などです。その中でも一番多いのが、『利益が出ているのに、お金が残らないのはなぜなの?』です。回答としては、在庫から借入金まで幅広く、会社によって違います。赤字から黒字になった会社や、業績の報告を受けていない会社に多い質問です。また、この質問が出てくる事が、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)の限界であり、中小企業には提出義務のないキャッシュフロー計算書が必要とされる所以です。
 
 稲盛和夫氏の著書である『実学』にこんなやり取りがあります。㈱京セラが中小企業だった頃、経理担当者が『税金を払うので、借入するから借入申込書に署名押印して欲しい』と言ってきたので、稲盛氏が『利益が出たから税金を払うのに、税金を払うために借入するのはおかしいのではないか?儲けた利益はどこに消えたのか?』と質問し返したところ、『儲かった利益が現金で残っているわけではありません。借入金の返済に充てられたり、売掛金の増加になったりしているのです。』と返ってきました。稲盛氏は『儲かった利益が現金で残っていないなら、本当は儲かっていないのではないか?』とさらに質問を重ねると、『会計上では、儲かったと言うんです』と経理担当者が答え、禅問答をしている様だったという内容です。税理士として一番気を付けなければならない『儲かった』という言葉の定義をしっかりと経営者と共有しなければならないことを教えてくれた内容です。
 
 PLの利益=お金が増えるというイメージで問題ありませんが、利益額がそのままBS左上の現金の増加額と一致しないのがやっかいな所です。なぜなら、BS左上の現金を増やす、減らす方法はPLで黒字や赤字を出すこと以外にもあるからです。難しいですよね。この資料の読み方を、使い方と伝え方も含めて、五代会計事務所では技術と呼んでいます。なので、訓練すれば誰でもできる様になります。特に、ご自身の会社だけであれば比較的早いです。なぜなら、数字は行動の結果だからです。その会社で誰よりも様々な方の行動を把握されている経営者ならば、すこしコツを掴めばすぐできます。そのために大事な事は毎月しっかりと数字を見ること。税理士との打ち合わせを大事にして頂けると嬉しい限りです。

最後まで読んで頂き、ありがとございます。

 
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